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材料一覧 当社にて使用している絶縁材料をご紹介します。

絶縁材料耐熱クラス表

耐熱クラス 最高許容温度 主要材料 主要条件
Y種 90℃ ・プレスボード
・クラフト紙
・6ナイロンフィルム
・紙粘着テープ
・ビニール粘着テープ など
Y種絶縁:
許容最高温度90℃に耐える材料で構成された絶縁組織で、木綿、絹、紙などで構成されています。
A種 105℃ ・ファイバー積層板
・フェノール積層板(紙基材、布基材)
・耐熱塩ビ
・ワニスクロス
・66ナイロンフィルム
・ファイバーテープ
・ワニスクロステープ など
A種絶縁:
許容最高温度105℃に耐える絶縁組織でY種をワニス含侵または絶縁油により強化されています。
E種 120℃ ・ポリカーボネート板
・メラミンガラス積層板
・ワニステトロンクロス
・ポリカーボネートフィルム
・マイカペーパー
・不織布ポリエステル貼り合せ品
・ポリエステルフィルム など
E種絶縁:
許容最高温度120℃に耐える材料で構成された絶縁です。
B種 130℃ ・ポリエステルガラス積層板
・難燃性ガラスマット積層板
・フェノールガラス積層板
・エポキシガラス積層板
・フレキシブルマイカ
・ワニスガラスクロステープ
・マイカテープ
・ノーメックス粘着テープ など
B種絶縁:
許容最高温度130℃に耐える材料で絶縁構成されており、この絶縁で初めて無機質材料が接着剤で固められた形態になっています。
F種 155℃ ・難燃性エポキシガラスマット積層板
・耐熱ガラスマイカ
・耐熱フレキシブルマイカ
・エポキシワニスガラスクロス
・ノーメックスポリエルテル貼り合せ品
・エポキシガラスクロステープ など
F種絶縁:
許容最高温度155℃に耐える材料で構成されているもので、例えばB種絶縁をより耐熱度の高い接着剤、シリコン、アルキド樹脂系ワニスで構成された絶縁です。
H種 180℃ ・シリコンガラス
・シリコンゴムガラス
・シリコンガラスマット積層板
・ポリイミド積層板
・シリコンワニスガラスクロス
・ノーメックス
・テフロンフィルム
・ノーメックステープ など
H種絶縁・N・R・250:
かつて、180℃を超える熱に耐える絶縁体はすべて「C種」とされていましたが、現在のJISC4003では細分化され、上表の250℃を超えるものは25℃間隔で耐熱クラスが設けられています。
N 200℃ ・生マイカ、磁器、
 カプトンフィルム など
R 220℃
250 250℃

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当社で使用している主な絶縁材料

積層板及びプレート

プレスボード

主原料を抄造し、加熱して乾燥したもので、機械的強度が強く反面柔軟性、電気的性質に優れた絶縁材です。
標準的なクラフトパルプのほか、ポリアミドを主原料とする耐熱性に優れたタイプもあります。

ガラスマット積層板

ポリエステル樹脂マット、エポキシ樹脂マットなどがあり、ガラスクロス基材のものより安価なポリエステル樹脂で構成された汎用品です。一般電気絶縁材料として耐アーク性、耐トラッキング性に優れているため、重電関連製品にも使用されています。

薄葉材料

ノーメックス(アラミド紙)

耐熱性、耐久性、機械的及び電気特性などに優れ、幅広い工業用途以外にも耐熱性を生かし宇宙服や消防服などにも使用されています。

ルミラー(ポリエステルフィルム)

優れた強靭性、電気絶縁性、耐熱・耐寒性、耐化学薬品性などを有し、モーター、トランスなどの理想的な電気絶縁材料として幅広く使用されています。また、水に浸した状態でも機械的特性、化学的特性は変わらないため、いろいろな工業用途に適しています。

アラミド紙・ポリエステルフィルム
貼り合せ品

NTNとも呼ばれ、ノーメックスとペットフィルムの貼り合せ品です。ノーメックス/ペットフィルム/ノーメックスの3層構造のラミネート絶縁物です。耐熱性の高い多層ラミネート品で、絶縁性・耐熱性・機械強度に優れ、モーター用絶縁材料をメインとして多く使用されています。

レジン紙

各種絶縁紙の片面あるいは両面にエポキシ系電機絶縁用接着樹脂をダイヤモンドパターンで塗布し、半硬化状態にした物です。変圧器の絶縁紙としてコイルに組み込み、加熱されることにより樹脂は硬化してコイルの各層を固定させます。

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